【アーケード基板で遊ぶ 応用編】
アーケード基板をとりあえず遊べる形にした、手作り間溢れる自作コントロールBOXと言うよりも
どうみてもBOXじゃないので自作コントロールキットと言うべきかだろうか
ここまで来れば、後は小技の連発となります
■電源について
ミスタードリラーなどの基板1枚の省電力な物ならばHDD用のアダプタでも十分遊べます
しかし、CAPCOM CPS2のようは電力が多く使う基板の場合
動作が不安定だったり、電源が入らなかったりすると思います
その場合はPC用のATX電源を使用します
ATX電源のケーブルは切りたくないため、電源は延長コネクタを使いました
ATXの電源はこの部分を結線する事で常に電源ONとなります
電源については株式会社 ミスミの技術講座が参考なります
技術情報 → 産業用PC部品 技術情報(左側の項目)→ ATX電源の動作
一概には言えませんが、最近のATX電源の場合は緑のケーブルがスイッチを表してるようなので
緑と隣の黒を結線すると良いでしょう
また、最終的には5V・12V・GNDはすべて結線するようにしましょう。
必要電流が大きい基盤の場合は一箇所では足りず、動かなかったり、途中で落ちたり
最悪故障も考えられます。
結線方法は以下のような感じです
※ここに写真追加予定
■RGBコンバータの電源について
RGBコンバータの電源は8〜15Vと割と幅が広く
基板で使われてる+12vを使えば、アダプタを使わずシンプルで済みます
直接基板に配線しても良いですが、RGBのケーブルが脱着式になっているので
アダプタのケーブルを加工して接続します
アダプタの変換ケーブルを切ります
それを、黄色(+12v)の裏側と、GNDの裏側に接続します
白い線が入ってる方が黄色の+12vの裏側になります
これを電源として使えば使えば良いでしょう
■ボタンの追加1(スティックのボタンへの配線)
流石に1ボタンでは遊べるゲームは少ないので
残りのボタンにも配線をしましょう
気をつけるのはボタンの接点部分は2つある内の片方はGNDなので
その点を気をつけましょう
自分のやりたいゲームのボタン数に応じて配線する数を増減すると良いでしょう
とりあえず、自分は全部のボタンに配線しておきました
■ボタンの追加2(3ボタンに対応)
前回ではミスタードリラーは1ボタンゲームだったので
一つしかボタンをつけませんでしが、他のゲームを遊ぶ為には
もっとボタンが必要となります
JAMMAの規格上、3ボタンまでゲームの場合はドリラーの時に接続した
SHOT1のとなり2つが、それぞれSHOT2・SHOT3なので
ここに配線することで3ボタンまでのゲームなどは遊べるようになると思われます
※例外もありえますので、詳しくは各ゲームの説明書や
ネット上で調べてみてください
■ボタンの配置
基板の規格はあるものの、コントローラーの規格は特に無いので
筐体によっておボタンの大きさ・間隔・配置はバラバラです
大きさや間隔はスティックの作りの問題なので簡単には変えれませんが
ボタンの配置に関しては何とか出来る物なのですが
配置換えのたびに、わざわざ開封して半田付けするのは大変です
そこで自分がとった方法はブレッドボードを使う方法です
コレならば、多少の手間で好きなボタン配置に変更したり
基板特有のボタンにも柔軟に対応できます
■ボタンの追加3(6ボタンに対応)
ボタンの追加1で接続したケーブルを、ブレッドボードに刺しておけば
あとは、基板から引っ張りだした追加のボタン配線ができます
赤い丸の部分はCAPCOM系 CPS2のキックボタン3つ
青い部分がJAMMAの3ボタンでパンチ3つ
これで6ボタンとなっています